一人一党党

一人一人の、一人一人による、一人一人のための政治制度を!

如何なる大政党も、最初はたった一人の妄想から始まる…

1994年、大きな制度改革を日本は成し遂げました。
小選挙区比例代表並立制の導入です。
どちらも民主主義を実現するための制度なのに、それまでの中選挙区制は否定され、新たな制度が取って代わる…。
「民主主義」同士が雌雄を決するこの改革は、多感な年頃に達していた当時の私にとって大きな衝撃でした。
と同時に、この制度改革が半端な物に過ぎない事も当時の私は感じていました。
そして、一つの問いが私の中に芽生えました。
「民主主義を実現するのに最適な制度は、何だろう?」

この問いを追求した成果で以って、民主主義の更なる発展を実現する事が、我が党を立ち上げた理由です。
具体的な政策は、以下が主な物になるでしょう。

(1)「一人一票」から「一人一票差」へ
単記非移譲式投票の代わりにApproval votingを使う事で、候補者が乱立しても票割れなどで選挙結果が民意から乖離しないようにする。
(2)法体系と行政府をセットで立候補・議決
政治的ねじれ現象を防止する事により、小党乱立の議会でも政治機能の麻痺が起こる危険性を排除する。
小党乱立でも、安定した政権運営が出来る統治機構 - Yahoo!知恵袋

つまり、全ての主権者が、自分専用の政党を作って自分自身が立候補しても、民主主義を正しく実現する政治制度です。

上記の問いの答えを私が捜している間、1994年に大きな制度改革を成し遂げた日本の民主主義は、益々混迷を深めていきました。
政権交代可能な二大政党制」の目標は、新進党の分裂により大幅に遅れます。
その間、競争相手のいない自民党政権は民意の汲み取りを怠ります。
途中「自民党をぶっ壊す!」自民党党首・小泉政権が、争点を明確化した「郵政選挙」で空前の大勝利を挙げるものの、2009年に大敗北を喫して民主党に政権を奪われます。
しかし民主党も、自民党が落としてきた民意を拾いきれていたのではありませんでした。
この間ほぼ一貫して、「支持政党を見出せない」無党派層が増え続けます。
自民党にも民主党にも政権を任せられない!」として、2012年の衆議院総選挙では多数の「第三極」政党が出馬しました。
結果、比例票では2009年の大敗北の得票率から1%しか上乗せ出来なかったにも拘らず、自民党郵政選挙並の大勝利を挙げます。

発展・複雑化する現代社会に対応して、主権者個々人の政治的価値観はますます多様化しています。
ところが、許容できる政党数に限りのある現代の制度では、増え続ける価値観を取り込みきれません。
価値観を政党に取り込まれなかった主権者は、自分の意見を代表する政党を失い、無党派層となります。
その意志を政治に反映できない無党派層の存在は、全ての国民を主権者とする民主主義の原則に反します。
これらの無党派層を、一人残らず「一人一党」化して政治決定過程に取り込む事が、我が党のねらいです。

現在、我が党の党員数は、初代党首の私自身一人だけです。
「党員一人一人にも一党」の党是に反するので、党員を増やすこともママなりません。
しかし我が党に賛同する友党を集める事なら、我が党の党是と両立できるでしょう。
積極的無党派層(と、現行制度ではどうにもならない泡沫政党)全員から賛同を得る事が、当面の我が党の目標です。