一人一党党

一人一人の、一人一人による、一人一人のための政治制度を!

師を継ぐ者 - オープンソースを避けるべき、たった一つの理由

あるいは、マイクロソフトに貢ぐべき、たった一つの理由。

オープンソースのOSであるLinuxを自分のパソコンのメインOSにして10年以上、「タコ」を「初心者」の意味だと、私は勘違いしていた。
前書き - 賢い質問のしかた
http://www.ranvis.com/articles/smart-questions.ja.html#intro

悪びれずに言うならば、私達は質問をする前に、自分で考えたり下調べしたがらない人達に敵意を持っているのだ。そういう人達は時間を無駄にする ―― 彼らは一方的に質問を行い、そして他のより興味深い質問や答えるに足る人に対して費やせた時間を無駄にする。このような人を私達は「敗者(losers, ルーザー / タコ)」と呼ぶ(そして歴史的な経緯でたまに「lusers」と綴る)。


オープンソース開発者達のいうところの「タコ/敗者」と「勝者」を分けるものは何か?
あるいは、「勝者」はどのように振る舞うはずだと、オープンソース開発者達は考えているのか?
上記URLより

それどころか私達の大部分は、あなた方が必要な努力を行うならば、あなた方を公平に扱い、私達の文化へ迎え入れることを何よりも好む。

彼ら開発者の文化を身につけ、自らも開発者(の一員)になろうと欲するのが「勝者」なのだ。
ハッカーになろう (How To Become A Hacker)
http://cruel.org/freeware/hacker.html

あるいは現代の禅詩が言うように:

道をたどり
師をあおげ
師にしたがえ
師とともに歩け
師を見通せ
師となれ

だからハッカーになりたいなら、以下の内容を何度も唱えて、それを信じ込むこと:

この条件はかなり厳しい。
ソフトウェアを使いたい大部分の人は、自らそのソフトの開発者になろうとは思わないはずだ。
ちょうど、自動車に乗りたい人が、エンジンの組み立て方やハンドル・シフトレバーの設計を学ぼうとは思わないように。
それらは自動車メーカーや整備工場の技術者がやることだ。
ユーザーはそれらの対価さえ払えばいい。
その対価が、WindowsシリーズやRed Hat Enterprise linuxなどではお金であり、オープンソースでは開発への参加になる。
Windowsと同様に、オープンソースフリーソフトではない。
対価を支払わなければ、サポートは受けられないのだ。

すなわち、ソフト開発者になる気のない大抵の人は、Windowsの代わりとして無料のLinuxディストリを使うべきではない。
開発者になる気のない「敗者」に対して、オープンソースはサポートを一切提供しないも同然だからだ。
オープンソースは無料で高性能でコスパ凄いよ!」
という謳い文句が真実であることを、Gentoo Linuxを10年使っている私は決して否定できない。
だからといって同時に、この文句は対価=開発者を得るためのコマーシャル以外の何物でもないのも確かだ。
近年のWindowsのサポートはどれほど酷いか知らないが、サポート無しよりはマシだろう。

--- 題名の由来 ---

ホッ、師を継ぐ者 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E3%82%92%E7%B6%99%E3%81%90%E8%80%85