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マルチソケット用OSがAMD ryzen7には求められる

ryzen7は8つのCPUコアを持ちL3キャッシュ容量は16Mバイトと唱われている。
ダイ写真をみるとCPU4コアとL3キャッシュ8Mバイトをまとめたグループが二つ載っている。
ならば、この二つのグループ間での通信は遅い恐れがある。

例えば、片方のグループのCPUコアが同グループのL3キャッシュにアクセスするのと、他方のグルーブのL3キャッシュにアクセスするのには、差が出る恐れがある。
すでにryzen7を調べている人がデータを載せているので拝借。
RYZEN 7 1800X徹底検証 - ついに登場した新世代CPUは「AMD反撃の狼煙」となるか - マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/articles/2017/03/02/ryzen/029.html
L3キャッシュを8Mバイトしか持たないcorei7-7700Kと同じサイズで、ryzen7のメモリアクセスが悪化する。

従って、OSとしては、あたかもマルチソケットシステムであるかのように扱う必要がありそうだ。
メモリ空間を共有しているマルチスレッドでは、4スレッド(~8スレッド、SMTが効果的な場合。)までは同一CPUグループに割り当てることになるだろう。
新CPUのサポートをマイクロソフトがやめているwindows7や8では、このようなスケジューラの更新はしないかもしれない。
また、ubuntupuppy linuxなど個人向けlinuxでは、マルチソケット向けスケジューラの実装を省いているものが多いだろう。

1個しかCPUグループを載せない製品を待ちたいところだが、自分はgentoo linuxを使っているので、kernel compile設定を見直すことで対応できる。
windows10を使っている人も問題ないだろう。