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悔いなき反対だから、無力

いよいよ、平和安全法制の成立が秒読み開始となった。
ヘッドライン | 主要 | 政治 | 安保、来週中成立を再確認 自民執行部、地方公聴会議決受け - 47NEWS(よんななニュース)
http://www.47news.jp/news/2015/09/post_20150911185358.html
最近街頭では反対運動が目立ったが、この週末はいよいよ、自決用手榴弾すら欠いた日本兵が最後のバンザイ突撃をするかの如く、最大の盛り上がりを見せるだろう。
言い換えれば、この反対運動の広がる気配を、私は全く感じることができない。

曲がりなりにも、この国は民主主義国家だ。
フザケた答弁でも反対運動を気にせず安心して、安倍政権がこの法案を成立できる原因は、第47回衆議院議員総選挙で国民から多くの支持を得たからだ。
したがって、それらの国民の中に反対運動に共鳴する人がいるなら、自身が平和安全法制を推進する原因の一人である事を、あるいは安倍政権再選を傍観していた事を、彼らは悔いるはずだ。

そんな、先の選挙を悔いる発言が、反対運動参加者から全然聞こえてこない。
参加者の殆どは、先の選挙で安倍政権反対に投票した人ばかりなのか?

ひょっとしたら、先の選挙で安倍政権を支持した人も、反対運動参加者には沢山いるかもしれない。
しかし、後悔の念がないのであれば、やはり無力だ。
先の選挙での行いを後悔しない彼らは次の選挙も、安倍政権を非難しながら安倍政権へ投票する過ちを、再び繰り返すだろう。

逆に言えば、先の選挙を後悔する「フリ」の方が、安倍政権に恐怖を与えることができる。
元からの反対者がさらに強く反対しても、選挙での得票は減らない。
しかし支持者が反対に廻れば、得票は減る。
勿論、今回の反対運動参加者で安倍政権支持だった人は殆どいないだろう。
しかし、安倍政権支持だった人の「フリ」を試みる価値はあるはずだ。